うつ病とは違うの


違う病気です

以前は、同じと思われていました。が、最近は、同じ「気分障害」の中に入ってはいますが、別の病気と考えられています。
うつ病は、主に過度のストレス、過労、ショック(結婚や昇進など喜ばしいことも)などによって、脳内の神経伝達が異常となり、引き起こされる病気です。
治療は、休養、薬物療法、精神療法(カウンセリングや認知療法など)などがなされます。

しかし躁うつ病の場合は、ストレスが第一ではなく、遺伝的素因のため、脳内の神経伝達異常が起こりやすい状態にあり(遺伝病ではない)、そこにストレスなどの衝撃が加わって発病すると考えられています。
ストレスは発症のきっかけにはなりますが、直接的な原因ではありません。
そのため、療法の中心は薬物療法で、カウンセリングなどはあまり効果がないと言われています(人にもよります)。

ただ、うつの症状自体はほぼ同じなので、薬などはかなり似通ったものを出されます。
うつ病の人から見ると、躁うつ病というのは「躁という甘い果実のある病気」らしく、以前も、うつ病の人に、「躁うつ病の人はいいね、躁の時は楽しいから」と言われました。
「楽しい」だけですめば、誰も躁の治療なんかしませんが。



うつ病相では過眠になることも多い

うつの症状は、うつ病も躁うつ病もほぼ同じです。朝起きられない、おっくう、イライラ、ダルダル、はっきり言って何もできません。
エネルギーがない、つまりはガス欠の車と同じです。とにかく休むしか手はありません。
少し違うのは、うつ病では圧倒的に不眠が多いですが、躁うつ病のうつ状態では、過眠も多く見られることです。

不眠だと、寝つけない(入眠障害)、眠りが浅く熟睡できない(熟眠障害)、夜中に何度も目が覚める(中途覚醒)、朝早く目が覚めて二度寝できない(早朝覚醒)などの症状があります。
躁うつ病のうつに多い過眠は、いったん寝てしまうと10時間以上寝続けたり、1日で合計16時間寝たりしていても、夜になればまた眠れるという状態をさします。
重くなると、ほとんど起きずに寝っぱなしということもあります。

躁うつ病の場合、睡眠が少なくても元気、という時は、不眠というより、上がっている(躁の前兆)可能性が高いので、睡眠時間は、自分の病相の大きな目安となります。
毎日の睡眠時間を手帳にメモするなどすると、躁やうつ病相の早期発見の判断材料になり、病識も生まれやすくなります。
睡眠薬ばかりに解決を求めず、主治医とよく話し合って下さい。



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